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竹本健治のミステリと幻想文学を多方面から堪能する試み。

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『キララ、探偵す。』(文春文庫)

著者:竹本健治
書名:『キララ、探偵す。』
出版社名:(株)文藝春秋
レーベル名:文春文庫 た-75-1
ISBN978-4-16-777332-8 C0193
定価:本体714円+税
帯文:乾くるみ
解説:蔓葉信博
カバーイラスト:安森然
カバーデザイン:野中深雪
印刷:(株)凸版印刷
製本:(株)凸版印刷

Jan09^25


※本書の特徴。
(1)スィートにてキュート。限りなくポップな新感覚・美少女メイド+ロボット(アンドロメイド)ミステリ。
恒河大学に通う立体偶像研究会、通称アイドル研究会所属のオタク大学生、乙島脩平のもとに現れた美少女メイド・キララは、従兄の電子機器メーカー醍醐堂の研究者・益子博士らが開発した最新鋭のメイドロボットだった。
このメイドロボットのモニターを頼まれた乙島は、つぎつぎと難事件に巻き込まれて……さぁ、たいへん。
ご主人様、難事件は、キララが解決しますぅぅぅ……。
(2)スィートでキュートなキララが、一旦スイッチが入ると、女王様キャラのクララに変身して、Hモードになるのです。
クララになると、なお一層、頭脳は冴え渡り、難事件なんてスパッと斬っちゃうんです。
(3)恒河大学って、ピンと来ました?『闇に用いる力学』の世界では、丸田財閥の資金が総合学術振興会に流れていて、その振興会の影響下に恒河大学の一部があるわけです。でもって、益子博士の展開する人工知能論。興味深いですね。この(3)は、その道筋の人向けのマニアックな鑑賞法ですが。

とにかく、べらぼうに面白い。
21世紀本格の流れは、この路線が本道になるとまちがいなし。
超ポップなライトレベルにして、本格。それでいて、ちょっぴりエロティックでもあり、周縁を隈なく見回すと、世界の深淵とも繋がっている。
こんなミステリを待っていたんだ。

というわけで、続編の単行本『キララ、またも探偵す。』(文藝春秋)も、よろしくなのです。
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